株式投資を行う上でやってはいけないこと!投資初心者が経験しやすい3つのミス
この記事では株式投資の初心者向けにやってしまいがちな代表的なミスの例として
- 根拠のない投資スタイルの変更
- 余剰資金外での投資
- 1つの会社に集中して投資
3つ書かせていただきます。投資をする上でどうゆう失敗が起きやすいかを客観的にみて原因を見ていきましょう。
根拠のない投資スタイルの変更
あなたが株を取引するときには取引期間に応じて板情報を見るか、株価チャートを見るか、決算情報を見るかなどの情報を見て、分析を行った上で株の売買を行います。ローソク足や移動平均線にしても投資スタイルによって参考にする期間が異なります。
初心者が非常に陥りやすいミスとして
「デイトレードで株を買ったがその日の株価の動きが良くなかったので長期的な動きに期待しよう」
もしくは
「中長期投資で株を買ったが短期的に株価が上昇したので利益を確定した」
といったように投資スタイルを途中で変更してしまうことです。
デイトレードにはデイトレードに適した分析があり、スイングトレードや中長期投資に関しても同様です。そのため投資スタイルを途中で変更してしまうことは、適切でない分析を行っているのとおなじであるため、前者は結果的に大きな損失を、後者は結果的に僅かな利益を得るということになります。
人間は利益が得られる状況においては損失を回避しようとするため、わずかな利益を確定し、損失となるような状況においては、リスクを負ってでも損失を回避しようとします。このことを「プロスペクト理論」といいます。
このことは損切りができないことにも深く関わってきますので取引期間中は投資スタイルを変更することは最もやってはいけないことです。どういった理由で株を買ったのか、それを適切に理解することで柔軟に対応していきましょう。
余剰資金外での投資
投資を始める際には初期資金が必要ですが、生活費を切り崩して初期資金にしたり、借金をして初期資金をするということはリスク管理の面からオススメしません。投資を始める際には当面使う必要のない「余裕資金」で投資を始めましょう。
よくありがちな失敗として、投資を始めるときには余裕資金で行ったが、損失が起きた際に投資資金を増やそうとして、生活費を切り崩してしまうということです。生活資金を投資に使ってしまうと損失が発生したときに冷静さを失ってしまうことがあります。
ある程度の投資経験があれば、自分の資金をしっかりと管理し、どれくらいの資金を投資に使えるかということがわかってきます。それまでは余裕資金で堅実な投資をすることをオススメします。
1つの会社に集中して投資
投資を始めるとき、自分の興味のある会社に投資をするということはよくあることです。例えば、サッカーが好きなら自分の好きなスポーツ用品メーカーの会社に、ゲームが好きならそのゲームの制作会社に、愛用している化粧品のブランドがあるなら、その会社に投資をするということがあります。
もちろん、自分が興味があるという部分だけで見ると、会社の製品や特徴を深く理解していることから「この商品は売れそうだ」というのがわかってきます。そのため1つの会社に全部の資金を投資したいというのはわかりますが、1つの会社に資金を全額投資するというのは危険です。
特に中長期投資で1つの会社に集中して投資をすると、事業が成功すれば大きな利益となりますが、失敗すると大きな損失を出し、最悪の場合、会社が倒産して資金が0になります。
はじめて投資を行う人が1つの会社に集中して投資をする場合、「好きな会社だから投資する」という理由で投資をすることが多く、失敗する大きな原因となっています。
そこで投資をする際には複数の会社に資金を分散させて投資をしましょう。そうすれば1つの会社で投資が失敗しても、ほかは無事でいられます。
また複数の会社に投資をする場合、それぞれが異なった業種に投資をすることで、よりリスクを抑えることができます。
まとめ
ここでは投資初心者が行なってしまいがちなミスの例として
- 根拠のない投資スタイルの変更
- 余剰資金外での投資
- 1つの会社に集中して投資
の3つを紹介しました。その中でも「根拠のない投資スタイルの変更」は投資に慣れた人でも行なってしまいがちなミスです。なぜこういったミスをしてしまうのか?を理解すると対処のしやすさも変わってきますのでしっかり覚えておくと良いでしょう。