IPOで当選確率を上げる方法!
「IPOの申込をしたけど全然当選しない・・・」
こんな経験、IPOに申込をするとみんな感じると思います。IPOは当選すると大きな利益が期待できる一方、当選確率の低さがネックとなっています。
この記事ではIPOの当選確率を少しでも上げるための工夫について解説します。適切な手法を取ることでIPOの当選確率を少しでも上げましょう!
IPOに関してはコチラ→『新規公開株(IPO)とは?リスクを少なく利益を大きく稼ぐ方法!』
多くの証券会社から申込をする
IPOで稼ぐ際にはできるだけ多くの証券会社から申込をすることが当選確率を上げるには必須です。なぜなら1番最初に株を発行する際に、どの証券会社には何株かを割り当てます。例えば100万円の資金があり公募価格が2,000円の場合、1つの証券会社から500株申込するよりも5つの証券会社から100株ずつ申込をするほうが基本的には当選率は上がります。
どの証券会社に株を多く割り当てるかについては、会社が新規に上場するときに上場を支援する業務を行う証券会社を「幹事証券」、複数の証券会社からなる幹事証券の中でも中心的役割を果たす証券会社を「主幹事証券」といいます。
全体の大体80%~90%の株は主幹事証券で取り扱います。多くの証券会社から申込をするのがセオリーですが、それでも資金が余った場合は主幹事証券の証券会社に集中するといいでしょう。
抽選方式について
その証券会社が割り当てられた株数よりも多く申込が来た場合には、抽選となります。その抽選方式にもいくつかあります。ほとんどの場合が資金が多いほうが当選しやすいですが、中にはそうでない抽選方式をとっている会社もあります。
店舗を持つ総合証券の場合ですと、抽選方式として主要なものは「裁量配分」です。裁量配分とは、その証券会社に大きく貢献しているお得意様に配分するという抽選方式です。割り当てられた株の大体80%くらいはこの裁量配分になり、残りの20%くらいで機械が抽選を行う「抽選配分」です。
お得意様になるには場合によっては1億円以上の資産が必要になることもあるため、ほとんどの人は抽選配分で当選を狙うことになるでしょう。
ネット証券の場合は各証券会社によってサービスが異なります。SBI証券では35%を抽選配分して、15%をIPOチャレンジポイントと呼ばれるポイントを使うことで当選確率を上げる方法です。
8ポイント使って申込しましたが、落選してますね・・・
このポイントはIPOに外れると1ポイント貯まります。ポイントを使えば使うだけ当選確率が上がり、ポイントを使って当選しなかったらそのポイントは消費されません。つまり次は私は9ポイント使うことができるわけです。
マネックス証券では、抽選配分には「完全平等抽選方式」と呼ばれる抽選に1人1票制を用いており、資金が少ない人でも不利にならないような抽選方式をとっています。この場合は100株の申し込みをすればよく、残った資金は他の証券会社に回すことができます。
家族の証券口座を作る
家族の証券口座を作って申込を行えば更に抽選確率は上がります。特に完全平等方式を採用しているマネックス証券、IPOポイントで当選確率の上がるSBI証券などは人数分だけ当選確率が上がると言っていいでしょう。
注意すべき点としてIPOの申込は本人の意思で行わなければなりません。名前だけ借りて他の人が取引をすることは違法になりますので注意してください。
まとめ
IPOでは利益が得られるかどうかはほとんどの場合は抽選で決まります。当選確率を上げるために
- 複数の証券会社から申込をする
- 抽選方式に注意して資金を分配する
- 家族の証券口座を作り本人の意思で申込を行う
の3つを解説しました。これらの手法を駆使して狙った株が当選できれば数十万円もの利益を得ることだって不可能ではありません。