目的別プログラミング言語のおすすめ!
現在、実務で使われているプログラミング言語は数十もあります。
それぞれの言語にはできること・できないこと
もしくは、得意なこと・不得意なことが明確に分かれています。
iPhoneのアプリを作りたい人がJava言語をマスターしてもアプリを開発することはできません!
この記事では目的別におすすめのプログラミング言語を紹介します。
プログラミングがどのようなものかを知りたい人
プログラミングに触れたことがないから挑戦したい!
プログラミングってどのようなものだろう?
そういう方におすすめする言語は「Python」です。
Pythonをおすすめする理由は次の2つがあります。
- 記述がシンプルで分かりやすいこと
- 今後最も注目度が高いこと
まずは記述がシンプルで分かりやすいことについてですが、
業務用のシステムでよく用いられるJavaとPythonを比較します。
ほとんどのプログラミング言語の入門で最初に学ぶことは画面に"Hello world"と出力するプログラムなのでそれを比較します。
まずはJavaのコードです。
class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello world");
}
}
次にPythonのコードです。
print("Hello world")
この2つのコードを比較すると明らかにPythonのほうが記述がシンプルで分かりやすいことがわかります。
Pythonは外国で教育に使われている言語なので、初めてプログラミングに触れるにはおすすめの言語です。
2つ目はPythonの将来性が非常に高いことです。
現在のAI開発では主にPythonが用いられています。
理由としてはAI開発者や研究者が作成したツールを無償で利用できるためです。
今後のAIによる影響はますます大きくなると考えられます。
そのためPythonの需要もさらに増していくでしょう。
実際の求人を見てみましょう。
この画像はGoogleの求人の一部を抜粋したものです。
必要な条件にプログラミング経験がありますが、
求人からGoogleではPythonのプログラミングができる人を募集していることがわかります。
この2つのことからプログラミングがどのようなものかを知りたい人はPythonを学ぶのがおすすめです。
スマートフォンアプリの開発
スマートフォンアプリの開発をしたい!
という方におすすめのプログラミング言語を紹介します。
Androidアプリの開発を行いたい方は「Kotlin」
iOSアプリの開発を行いたい方は「Swift」
をおすすめします。
スマートフォンアプリを開発するためのプログラミング言語は限られています。
AndroidアプリならJavaかKotlin
iOSアプリならObjective-CかSwift
が主流です。そのなかでKotlinとSwiftをおすすめする理由は2つあります。
- コードがシンプルで分かりやすいこと
- 新規性があり需要が増加していること
コードがシンプルで分かりやすいことに関しては、先ほども触れたようにコードを書く行数を抑えることができ理解しやすいという利点があります。
おすすめした言語は比較的新しい言語ですが
KotlinはAndroidアプリ開発に特化した言語
SwiftはiOSアプリ開発に特化した言語
となっておりここ数年でこの2つの言語の需要は増加しています。
この2つの理由でKotlinとSwiftをおすすめします。
ゲーム開発
プログラミングでゲームを開発したい!
という方におすすめのプログラミング言語を紹介します。
ゲームを開発する際は基本的に「ゲームエンジン」と呼ばれるゲームを開発するための機能がたくさん詰まったツールを使います。
ゲームエンジンを使うことで、物体の動きや光の演出のようなものをゼロからプログラミングをする必要はなくなりました。
しかし細かな部分を表現するためのプログラムが必要となってきます。
ゲームエンジンで有名なものは「Unity」と「Unreal Engine」ですが、利用するゲームエンジンによっておすすめのプログラミング言語が異なります。
おすすめのプログラミング言語としては
Unityを利用するなら「C#」
Unreal Engineを利用するなら「C++」
がおすすめです。理由としてはただ1つで
利用している人数が多いからです。
利用している人数が多いということはインターネット上に情報もたくさんあり、セミナー等もその言語で開かれることが多いので有益な情報が得られやすいです。
Webサイト
プログラミング言語を学びWebサイトを作成したい!
そういう方におすすめする言語は「HTML」です。
厳密にはHTMLはプログラミング言語ではなくマークアップ言語です。
HTMLを学ぶことで文字や画像、動画の表示が可能になるので最低限のWebサイトを作成することができます。
しかし、詳細な装飾をするためにはCSS
動的なWebページを制作するためにはJavaScript
を組み合わせて使う必要となります。学習する順番としては
HTML→CSS→JavaScript
の順番で学習するとよいでしょう。
まとめ
この記事ではプログラミングを始める方へのおすすめの言語として
- プログラミングに触れたことがないから挑戦したいという方はPython
- スマートフォンアプリの開発をしたいという方にはKotlin・Swift
- ゲームを開発したいという方はC#・C++
- Webサイトを作成したいという方にはHTML
を紹介しました。ほかにもプログラミング言語はたくさんあるので、実際に手を動かして
「プログラミングってどういうものか」を経験してみるとよいでしょう。