株式投資の「入門」へ
皆さんはじめまして!
株式投資の世界へようこそ!まずはじめに・・・
年収1億円を稼ぐ人の多くは株式投資を含むトレーダーの方です。
そんな株式投資に興味がある方は多いのではないでしょうか?
しかし、株式投資を絶対に儲からないとか怖いといった負のイメージを持っている方も多いと思います。
ここでは株式投資を始めたい!もしくは、興味がある!という方へ
- 株式投資がどんなものか
- いつ取引ができるのか
- どのようにして利益を得るのか?
について初心者向けに説明します。
株とは?
会社が事業を始めようとするときや、会社をもっと大きくするためには会社のお金だけでは足りない場合があります。こういった場合に、資金を調達するために、会社はいろいろな人からお金を集めることでそれを解決します。
もちろん、お金を貸す人に対して何かしらのメリットがなければ資金が集まりません。そこで、会社の資金を貸した人(投資家)にその会社のオーナー権利を発行しています。これを「株」と呼びます。
つまり権利を会社から買うということになります。
会社は出資者に株式を発行し、出資者から得た資金で事業を行い、会社の利益の一部は出資者に還元するという形になります。
保有している株はほかの投資家に売ることもできます。もし会社の事業が成功していれば、株の価値も上がるでしょう。株を買ったときよりも高い値段でほかの投資家に売ることができれば、利益を得ることができるというわけです。
株の売買ができる時間帯はいつ?
会社には「上場企業」と「非上場企業」の2種類に分けられます。「証券取引所」で株式の売買ができるようになることを「上場」と言い一般の投資家が投資家が売買できる株式は上場企業の会社のみとなります。
非上場の株式も売買することができますが、こちらは基本的に会社を吸収するために株式を買うのような規模の話となってきますので投資初心者が非上場企業の株式を買うことはほぼないでしょう。
そのため株の売買は基本的には証券取引所を通して行います。証券取引所では売買のできる時間帯が定められており平日の9時~11時30分と12時30分~15時の計5時間しかありません。
午前の部を「前場」といい、午後の部を「後場」といいます。
他にも12月31日から1月3日までの年末年始は株の売買をすることはできません。そのため年明けは株価が大きく変動することがあります。
株式投資をするためには証券口座を開設して入金する必要があります。
株式投資でどのように利益を得るの?
株式投資をすることでどのようにして利益を得ることができるのかについて説明します。株式投資で利益を得る方法は大きく分けて3つです。
- 値上がり益
- 配当金
- 株主優待
この3つのメリットについて見ていきましょう!
値上がり益で利益を出す
株式投資で1番主な利益となるものは値上がり益です。この値上がり益について一言で言うと
安く買って高く売る!
です。出資した会社の事業が成功すればその会社の価値が高まり、結果として高い株価でもその株がほしいという投資家が増えるはずです。
例としてガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社のチャートを見てみましょう。この会社はスマートフォンゲームの「パズル&ドラゴンズ(通称パズドラ)」で一躍有名となった会社です。パズドラがリリースされる前と2019年6月時とでは株価が20倍以上も上昇しています。もしもパズドラがリリースされる前に株を100万円分買ったとすると、今売ったとしてもそれだけで1,000万円以上の利益を得ることができます。
配当金で利益を出す
会社は株を保有している人に株の保有数に比例して利益を分配します。この利益を「配当金」といいます。配当金は1株あたりの金額×保有株数で与えられ、銀行の利息よりも高い割合でもらうことができます。しかもある特定の日の間だけ保有していればもらうことができます。
三菱UFJフィナンシャル・グループの配当金の例を見てみましょう。三菱UFJフィナンシャル・グループの株は2019年3月時では1株で22円の配当金がもらえ、その利回りは4%と非常に高い割合となっています。
配当金は年によって変化することがあります。会社の業績がよく株主に還元できる利益を得たなら、配当金は増えることがあり、逆に業績が悪い場合には配当金が減ったり、場合によってはなくなったりすることがあります。
配当金がある場合は、銀行にお金を預けて得られる利息よりは利率が基本的に高いです。メガバンクと呼ばれる三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行の利息はせいぜい0.001%~0.003%くらいです。100万円預けたとしてももらえる利息はうまい棒数本分にしかなりません。
株主優待で利益を出す
会社の中には配当金と同時に「株主優待」を出している会社があります。株主優待とは特定の日に株を保有していると、会社から自社の製品や、金券など様々なものが保有株式数に応じてもらえるというサービスです。すべての会社で株主優待があるわけではありませんが、株主優待のある会社は1,400社以上もあり魅力的な優待も数多くあります。
株主優待の商品の例としては自社製品、金券の他にもカタログギフト、食事券、施設優待券などがあり、投資家の中にはこの株主優待を狙って株を買う投資家もいます。
株主優待のある会社の情報はヤフー・ファイナンスを始めとして、証券会社や個人のサイトまで様々なところに情報がありますので、株主優待に興味のある方はそちらのサイトを見てみるといいでしょう。
株を保有するリスク
株を保有していることで様々なメリットがあることは先ほど説明しましたが、残念ながらメリットだけではなく、「リスク(デメリット)」も存在します。株を保有するリスクについてよく理解することは、メリットをよく理解することよりも重要です。
株を保有するリスクは大きく分けて3つです。
- 値下がりによるリスク
- 流動性のリスク
- 倒産のリスク
この3つのリスクについて見ていきましょう!
値下がりによるリスク
株を保有するメリットで安く買って高く売ることができればその分が利益につながると説明しました。しかし魅力のある会社だと思って買った株がその後、業績が悪化して株価が下がることがあります。そうなった場合、株価が下がった分だけあなたは損をしてしまいます。
例えば、あなたは2018年6月にシャープの株を1株3,000円で100株買い、それよりも高い値段でほかの投資家に売ろうとする場合を考えてみましょう。このチャートを見てみると2018年6月以降、株価は下がっており、それ以上の損失を避けるために2018年10月にその株を1株2,300円で売った場合、
(2,300-3,000)×100=-70,000
で7万円の損となってしまいます。
しかし、その後を見てみるとさらに株価が安くなっており、上がると思って株をずっと保有するよりは損失の額が抑えられていることがわかります。このように買った株の株価が下がったときはどのタイミングで売るかが非常に重要です。
流動性のリスク
売買の数が少ない株を買ったときに、持っている株を売ろうとしても、自分が希望する値段よりも低い値段でしか売れなかったり、買い手がなかなか現れずに売れないといったことが起こるかもしれません。このことを「流動性のリスク」と言います。
特に相場が大きく下降したときに、その株を買う相手がいないとどんどん株価が下がっていくので大きな損失になることもあります。
誰でも知っているような有名な会社は基本的に発行している株の数が多く、株を買いたい投資家の人数も多いので絶えず取引されているためこのようなリスクはありません。
流動性のリスクを回避するためには期間中に成立した売買の数量(出来高)を確認し出来高の高い株を買うことで流動性のリスクを抑えることができます。
自分の興味のある分野の会社の株を売買するとなると、中小企業の株を買いたいと思うことがあるかもしれません。
私の場合は、ゲームを趣味としているのでゲーム会社のことについては知識があります。おそらく、ほとんどの人がゲーム会社となると「ソニー」か「任天堂」が頭に浮かぶと思います。
しかしゲームソフトを開発する会社は多数あります。その中にはあまり一般には知られていない会社も多々あり、それらの会社の株を買おうとすると取引が活発に行われていないことが多いです。
しかし、初心者のうちはこのような取引量の少ない会社の株の売買はおススメしません。
倒産のリスク
株式投資のリスクの中で一番怖いのは出資した会社の経営状況が悪化して、倒産することにより株の価値がなくなってしまうことです。倒産しそうな会社の株はほとんどの人が買おうとしないため、保有している株を売ることが難しいです。そのためどんどん株価が下がっていき、最後には株の価値がなくなってしまいます。
会社の倒産はそんなに多い頻度ではありませんが、倒産のリスクを避けるためには会社の経営状況を確認することが重要です。ほとんどの会社のホームページに投資家向けの情報(IR情報)がありますのでそこで確認もできますし、ヤフー・ファイナンスでも各会社の経営状況をこちらの業績予報をクリックして見ることができます。
まとめ
この記事では株式投資を始めたいと思っている方へ
- 株とは会社から発行されるオーナーの権利のことである
- 株を保有するメリットは主に値上がり益、配当金、株主優待である
- 株を保有するリスクは主に値下がりのリスク、流動性のリスク、倒産のリスクである
ということを解説しました。もし興味があればこの先も見ていってください!