はじめての外国株投資!より将来性のある会社に投資しよう
初めて投資をする方でもしかしたら
「MicrosoftやAmazonのような米国のIT企業に投資したい」
もしくは
「これからますます中国の経済は成長するから中国の銀行に投資をしたい」
というように海外の会社に投資をしたいということがあるでしょう。外国株口座を開設することでこのような海外の株を売買することができます。
外国株に投資をすることは難しいように思えますが、すごく簡単に投資ができますし、取引をする際に英語力も必要ありません。
この記事ではこれから外国株投資を行いたいという方へ
- 外国株投資の特徴
- 外国株投資のメリット・デメリット
の2つを中心に解説していきます。外国株まで視野にいれることで、より広い選択肢を得ることが可能となります。
外国株投資とは?
「外国株投資」とは名前の通り外国に本社がある会社に投資をすることを言います。日本よりも市場規模の大きいアメリカや中国の会社や、これからさらに発展していくであろうタイやベトナムといった東南アジアの会社に投資をすることができるようになります。
代表的な会社としてはAppleやMicrosoftなど、マクドナルドなどのといった日本人でも馴染みの深い会社も数多くあります。
外国株投資の特徴としては、どの国の会社に投資するかにもよりますが、時価総額が上位にある外国の会社は基本的には安定しており、長期的に見れば株価が上がっていく傾向が見られます。
1989年の時点では時価総額トップ50は半分以上が日本の会社でした。しかし、2019年5月末の時点では、時価総額トップ50にはトヨタ自動車の1社しかありません。これは世界の経済成長が日本の経済成長よりも急激に成長していることを表しています。
実は日本の国内総生産(GDP)は20年ほど前からほとんど増加していません。外国株に投資をすることで、今後日本の国際競争力がさらに低下して経済状況が悪くなったとしても、利益を出すことができます。
この記事では外国株に中長期投資をすることを前提としています。外国株投資は国内株式に比べて手数料がかかるので、デイトレードやスイングトレードはオススメしません。
中長期投資に関してはコチラ→『投資スタイルを選ぼう!短期投資?長期投資?中長期投資編』
外国株投資のメリット・デメリット
外国株投資のメリット・デメリットをいくつかあげます。国内株式と似ているところもあれば、全く違うこともあるので外国株投資の特徴をしっかりと捉えていきましょう。
国内の経済状況が悪い場合でも利益を上げることができる
外国株投資で1番もメリットとなるものはたとえ日本国内の経済状況が悪くても外国株投資で利益を上げることができる点です。
日経平均株価はアメリカやヨーロッパで起こった出来事に影響されて大きく株価が下降することがあります。それに対して日本で起こったニュースがアメリカのNYダウに影響を与えるといったことはほとんどありません。
そのため日本の経済状況が悪いときでも、アメリカの会社の株に投資をすることで利益を得ることができます。
もちろん選ぶ国は慎重に決めなければなりません。日本で起こったニュースがアメリカの株価にはほとんど影響しませんが、日本からの輸入の割合が多いタイの株価に影響を与えるということはあります。
経済成長率の高い国の会社への投資
国全体の経済成長率が高ければ1つ1つの会社の利益も高くなっていきます。そのためそういった国の会社に投資をすることで長期的に大きな利益を得る事が可能になります。
特に中国や東南アジアはいま急激に成長しています。それぞれの国が何に力を入れているのか、その国の特徴は何かを調べ、適切な会社に投資することができれば利益を得る確率は非常に高いものとなります。
注意すべき点として、政治情勢が不安定になりやすいところ、情報が比較的集まりにくいところです。そのため自分で情報を集め分析する能力が必要となってきます。
為替変動の影響
海外株を取引するときには現地の通貨で売買します。そのためそのときの為替の影響を受けます。もし1ドルが100円のときに1,000ドル株を買うと投資した資金は
100×1,000=100,000円
で10万円となります。もしこの株を1,200ドルで売ったとき、1ドルが110円だったら
110×1,200=132,000円
で利益が32,000円出ます。しかし1ドルが90円になっていたとすると
90×1,200=108,000円
で利益が8,000円しか出ません。もし買ったときよりもドル高(ドルの価値が高くなること)になっていればより多くの資金を得ることができますが、ドル安(ドルの価値が安くなること)になってしまうと得られる利益は少なくなり、場合によっては損失が出てしまう場合もあります。
為替の影響はメリットにもなればデメリットにもなります。しかし為替の変動は株価の変動よりもずっと緩やかなため、投資する会社のことをしっかりと調べることが重要です。
手数料が高い
外国株投資は国内株投資に比べて非常に手数料が高いです。ネット証券を使って100万円投資するとき国内株だと手数料は400円から高くても1,000円位です。しかし外国株の投資をする場合は国によっては10,000円以上の手数料がかかることもあります。
短期間で取引を何度も行い、少しずつ利益を得ていくデイトレードやスイングトレードでは手数料が多くかかり、損をする可能性が非常に高くなります。そのため外国株に投資をする際には長期的な投資をすることをオススメしています。
まとめ
この記事では外国株投資に関して
- 外国株に投資をすることでより広い選択肢から株式投資ができるようになる
- 日本よりも経済成長率の高い国の会社に投資をすることで大きな利益を得ることができる場合もある
- 基本的には中長期投資を行う
の3つを解説しました。外国株に投資をすることはハードルが高い用に思えますが、実際には外国株口座を開設するだけで国内株式と同じように投資ができます。もし数年以上に渡って投資をするなら国内株に投資するよりも海外株に投資をするほうが絶対に良いです。
アメリカの会社に株式投資をするならコチラ→『アメリカの株に投資!アメリカの株式投資の特徴』
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